AIがWebサイトのデザインを考え、コードも作れる。
それなら、ブログを作るとき、人間は何を担当するんだろう?
今回、僕はAIと協力してCloudflare版のノマドラボを立ち上げた。
普段はConoHaとWordPressで複数のブログを運営しているけれど、今回は別の方法を試してみることにした。
AIがサイトの構成やコードを作り、GitHubに保存されたファイルをCloudflareで公開する。
そして、実際に記事を1本追加するところまで進めた。
ただ、振り返ってみると、人間の仕事がなくなったわけではなかった。
AIが形にできることと、何を作るべきか判断することは別だった。
今回は、Cloudflare版を立ち上げる過程で、AIに任せたことと僕が判断したことを整理してみたい。
※サイトを立ち上げた具体的な流れは、第一弾「WordPressを残したまま、Cloudflareでブログを作ってみた」にまとめている。
なぜ新しいブログをAIと作ろうと思ったのか
僕はすでにWordPressで複数のブログを運営している。
記事の作成や修正、画像の追加など、日々の運営はWordPressを中心に進めてきた。
だから今回の目的は、WordPressをやめることではなかった。
試してみたかったのは、AIと協力することで、ブログを作る仕組みそのものを変えられるのかということだ。
普段のブログ運営でも、記事の企画、構成、制作、確認、分析などをAI社員と分担している。
それを新しいサイト作りにも広げてみる。
既存のブログはそのまま残し、ノマドラボをモデルにしたCloudflare版を別に作ることにした。
まず小さなサイトを一つ立ち上げて、実際にどこまでできるのかを確認する。
今回の出発点はそこだった。
AIに任せられた作業は何だったのか
今回、AIが担当したことの一つが、サイトの構成とデザインの制作だった。
トップページをどう見せるのか。
記事一覧から記事へ、どのように移動できるようにするのか。
カテゴリーや検索を、どう配置するのか。
AIが案を形にし、僕は表示されたサイトを確認した。
サイトの形を作る仕事
実際に作られたCloudflare版には、トップページ、記事一覧、カテゴリーの絞り込み、キーワード検索、記事紹介ページなどがある。
これらを動かすためのHTML、CSS、JavaScriptもAIによって作成された。
コードを書いてサイトの形にする工程は、AIに任せられた部分だ。
一方、GitHubやCloudflareのアカウントに関する初期設定は、僕が管理画面を操作した。
AIの案内を受けて僕が設定項目を確認し、次へ進めるという形だった。
完成したサイトのファイルはGitHubに保存され、Cloudflare Pagesから公開された。
ただし、公開結果が確認できたことと、個々の保存操作を誰が実行したかは分けて記録しておきたい。
今回の役割分担を考えるうえでは、AIが制作したこと、僕が画面で操作したこと、GitHubとCloudflareが仕組みとして処理したことを混同しないようにしたい。
人間が判断しなければ進まなかったこと
AIがサイトの形を作れるとしても、それだけでは今回のブログは完成しなかった。
まず、どんなサイトを作るのかを決める必要があった。
今回は既存のノマドラボをモデルにすること。
WordPressを置き換えず、独立した試作サイトにすること。
この方向を選んだのは僕だった。
デザインについても同じだ。
AIが画面を作ってくれても、その見た目が自分の目的に合っているかは確認する必要がある。
実際、試作サイトを見たとき、僕は「直観的で見やすいかも」と伝えている。
これは実際の制作中に行った評価の一つだ。
AIに案を出してもらい、それを見て採用するかを判断する。
このやり取りが、制作を進めるうえで必要だった。
公開するかどうかは自分で決める
もう一つ重要だったのが、公開範囲の判断だ。
GitHubではリポジトリを非公開に設定した。
Cloudflareとの接続時には、対象のリポジトリだけを選んでアクセスを許可した。
ただし、GitHubのリポジトリが非公開でも、Cloudflare Pagesで公開したサイトのURLは閲覧できる。
つまり、コードの保存先を非公開にすることと、Webサイトを公開することは別だ。
どのリポジトリへのアクセスを許可するのか。
どのサイトを公開するのか。
そうした判断は、AIに作業を支えてもらう場合でも、人間が確認すべき部分として残る。
今回、僕は公開後のURLを確認し、さらに記事を追加する実験へ進むことにした。
AIに作業を任せるとしても、公開する内容と範囲を決める役割は残る。
実際に困ったこと・やり直したこと
今回の記録には、重大なシステムエラーが発生したという事実は確認できていない。
だから、ここではエラーを解決した成功談ではなく、設定時に確認が必要だったことを振り返りたい。
最初の一つは、GitHubの設定項目だった。
リポジトリ名、公開範囲、READMEなど、WordPressの記事投稿とは異なる項目が並ぶ。
僕は設定画面を確認しながら、必要な項目を選んだ。
Cloudflareとの接続でも、GitHubのどのリポジトリを使うのか、公開するサイトのファイルはどこにあるのかを指定する必要があった。
AIの説明を参考にできても、画面に表示されている内容が正しいかを確認する作業は必要だった。
もう一つは、非公開という言葉の扱いだ。
GitHubでは「Private」を選択した。
しかし、それは公開したWebサイト自体を非公開にする設定ではない。
ここは、設定の名前だけで判断せず、何が非公開になり、何が公開されるのかを理解する必要がある。
今回の記録から分かるのは、AIに案内してもらうことで設定を進められたということだ。
一方、具体的なエラーの発生や、その自動修復については確認できていない。
実際に起きていないことを、後から成功談として付け加えないようにしたい。
AIと人間の役割分担で見えてきたこと
今回の作業を整理すると、役割の違いが見えてくる。
AIが支えたのは、構成を考えたり、デザインを形にしたり、コードを作ったりする工程だった。
僕が担当したのは、サイトの方向を選び、提案された内容を確認し、公開に関する判断を行うことだった。
そしてGitHubとCloudflareは、保存されたサイトのファイルを公開につなげる仕組みとして働いた。
この3つは、似ているようで違う。
僕が今回の経験から整理したいのは、「作れるかどうか」と「作るべきかどうか」を分けることだ。
AIは、指定された目的に向けて具体的な形を作ることができる。
でも、その目的が自分にとって必要なのかは、人間が考えなければならない。
たとえば、AIが新しいブログを作れるとしても、既存のWordPressを移転するべきかどうかは別の判断になる。
今回は、既存サイトを維持したまま別のサイトを作る道を選んだ。
その判断があったからこそ、既存サイトの運用を変えずに実験を進められた。
もちろん、まだ分からないこともある。
この方法で記事制作にかかる時間が短くなるのか。
WordPressと比べて管理がしやすくなるのか。
継続的に記事を増やしても、同じやり方で運営できるのか。
これらは、まだ十分に検証できていない。
サイトを公開できたことは事実だ。
しかし、それだけで効率化や収益改善が実現したとは言えない。
今後の記事追加や修正の過程も記録しながら、少しずつ確かめたい。
次にAIへ任せたいこと
現在のCloudflare版では、試作サイトの公開と、GitHubを更新して新しい記事を追加するところまで確認できた。
ただし、これは記事投稿の仕組みが完成したという意味ではない。
次に目指しているのは、AI社員が記事の追加や修正を支え、人間の確認を経て公開できる流れだ。
たとえば、僕がAI社員に記事の制作を依頼する。
AIが本文や記事データを準備する。
僕が確認して、必要なら修正を依頼する。
最後にGOを出したものだけをGitHubに反映し、Cloudflareで公開する。
そんな運用にしていきたい。
現時点では、すべての記事でこの承認フローを自動的に管理できる仕組みが完成しているわけではない。
これから作り、検証していく部分だ。
今回、実際にサイトを立ち上げたことで、AIに任せられる作業と、自分が決めなければならないことを具体的に整理できた。
もし、これからAIと一緒にブログを作ってみたいなら、まず一つだけ決めてみてほしい。
「そのサイトで、誰に何を届けたいのか?」
最初からデザインやコードのことを全部理解する必要はない。
まず、自分が作りたいものの目的を言葉にする。
そのうえで、形にする方法をAIと相談してみる。
人が決める。AIが支える。
この役割分担を、これからの記事制作やブログ運営でも試していきたい。